42 世界を変えた男 4/15はジャッキーロビンソンの日でした
こんにちは。
那由多です。
先月はWBCがとても盛り上がっていました。
ということで何か野球に関係する映画を見ようと思っていました。
上記に加え、この記事の投稿日に近い4/15は「ジャッキーロビンソンの日」です。
そして『42 世界を変えた男』というジャッキーロビンソン氏の伝記映画があったので見てみました。
映画『42 世界を変えた男』の前にジャッキーロビンソン氏とは
まずジャッキーロビンソン氏について書いていきます。
ジャッキーロビンソン氏は黒人のメジャーリーガーです。
1947年にブルックリン・ドジャース(現・ロサンゼルス・ドジャース)に入団し1年目から活躍し新人王を獲得しました。
映画を見た後にジャッキーロビンソン氏について調べてみると、ジャッキーロビンソン氏が黒人初のメジャーリーガーと思っていましたが違うようです。
ジャッキーロビンソン氏がメジャーリーガーになる63年前に黒人でメジャーリーガーになった選手はいたようです。
ただ、当時の白人至上主義な世論にあって、白人も認めざるを得ない実力と人気を誇ったのがジャッキーロビンソン氏ということです。
ちなみにメジャーリーグの新人王表彰は1947年から始まったのでジャッキーロビンソン氏が初代新人王ということになります。
そして生涯成績では首位打者1回と盗塁王を2回獲得しています。
ジャッキーロビンソン氏の盗塁に関しては特筆すべきことがあります。
盗塁王は1947年と1949年の2回獲得していますが、この2年を含めて1947年〜1950年まで4年連続で盗塁死がありません。
これはすごいことです。
盗塁を企図して失敗なしで全て成功させるのは現代ではほぼいないと思います。
現代ではクイック投法ができるのが1軍のピッチャーには必須の技術になっています。
しかし、ジャッキーロビンソン氏が現役の時はクイック投法は主流ではなかったと思うのでランナーには有利だったと思います。
ただそれでも身体能力がずば抜けていたことは確かですね。
映画『42 世界を変えた男』のレビュー
映画『42 世界を変えた男』はおそらく過度な脚色はせずにジャッキーロビンソン氏の人生を丁寧に描いたものだと思います。
ジャッキーロビンソン氏はブルックリン・ドジャースの『ブランチ・リッキ
ー』会長という人物に拾われます。
ブランチ・リッキー会長は選手としてはそこそこの成績しか残していません。
また監督としても強いチームを作れませんでした。
しかしジャッキーロビンソン氏を始め、黒人を起用し新しい時代を築いたことによっておそらく野球殿堂入りを果たしています。
そのブランチ・リッキー会長はジャッキーロビンソン氏に2つ約束させます。
それは勇気を持つことと勝つことです。
勝つことで初めて認めてもらえる。
そして勇気は注目を浴びたくさんの批判や差別が押し寄せて来た時に「やり返さない勇気」を持つことという意味です。
映画の序盤でしたが感動します。
ブランチ・リッキー会長は白人です。
ですがジャッキーロビンソン氏に可能性を感じ、このいばらの道を通って後続の見本となることを期待します。
現実の世界ではジャッキーロビンソン氏がブランチ・リッキー会長の期待に応えてスターになって尊敬を集めます。
現在、この映画の題名になっているジャッキーロビンソン氏の背番号42は全球団共通の永久欠番になりました。
つまりこれからメジャーリーグでは新たに背番号42の選手は誕生しません。
なので日本に来る外国人選手が日本で背番号42をつけることを喜ぶ、というのは有名な話になっています。
ちなみに4/15のジャッキーロビンソンの日では監督やコーチ、選手の全員が背番号42をつけてプレイをするという特別な日になっています。
4/15はジャッキーロビンソン氏がメジャーリーガーとしてデビューした日です。
現代にも影響を与えるジャッキーロビンソン氏はすごいですね。