那由多の映画ブログ

映画レビューや映画についてのちょっとしたネタを書きます

綺麗な感動話に飽きた方におすすめな映画『最強のふたり』

こんにちは。

那由多です。

 

今回は2011年にフランスで公開された映画の『最強のふたり』です。

 

この映画はフランスの題名は『Intouchables』で「連絡の取れない人」や「非難されない人」という意味があります。

 

そして英語名では『THE UPSIDE』です。

 

これは「一番高い」、「一番上」という意味です。

 

フランスでの意味は非難されても気にしないという意味で最強ということでしょうか。

 

英語名はそのまま最強に通じていますね。

 

最強のふたりは様々な映画祭で賞を獲得しています。

 

多くの人を感動させたというわけですが、単純にいい話を表現したわけではなくて、ブラックな表現も多く描かれています。

 

黒人の介護人が魅せる最強のふたり

この映画は車椅子に乗った大富豪のフィリップが介護人を探す所から物語が展開します。

 

そして黒人でスラム出身のドリスを介護人として雇います。

 

このドリスは失業手当を得るために不採用通知が欲しくて面接に訪れました。

 

ドリスは全く真面目に働くつもりはありませんでしたがフィリップはそんなドリスを気に入ります。

 

ドリスはいたずらが好きで、フィリップのマッサージをする時に熱々の紅茶が入ったやかんを当てても全身まひで反応がないフィリップを面白がって紅茶をかけてしまいます。

 

またチョコをくれというフィリップに「これは健常者専用のチョコだ」と今なら炎上しそうなギャグを言います。

 

フィリップの誕生日の場面ではクラシックが好きなフィリップは音楽家を家に招いてしっぽりとしたパーティーを開きます。

 

しかしドリスの音楽の趣味とは合いません。

 

クラシックや落ち着いた曲の時もフィリップが笑うまでちゃちゃをいれます。

 

そしてドリスが好きな曲をかけダンスをし始めます。

 

さらに周りのお手伝いさんにも「フィリップの誕生日なんだから踊ろうぜ」と言い、周りのお手伝いさんもついつい踊りだしてしまいます。

 

こんな破天荒なドリスがフィリップは大好きでした。

 

フィリップとドリスは音楽も服も生き方も全て正反対でしたが、本音で生きるということが共通しています。

 

フィリップとドリスは馬が合いましたがドリスは家庭の事情で介護人を辞めることになります。

 

そして再会して…という内容です。

 

今では炎上しそうなストーリーなので、数年で価値観が変わってしまっていることを感じると思います。

 

ぜひ観てみてください。