那由多の映画ブログ

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映画は絶版!ゲームは神作の『スウィートホーム』

こんにちは。

那由多です。

 

今回はホラー映画の『スウィートホーム』のゲーム実況の動画を観たのでご紹介します。

 

映画『スウィートホーム』は1989年に公開されています。

 

当然リアルタイムでは観れていません。

 

そして最近ゲーム実況で知り、映画も観てみようと探してみたのですが、公開後に著作権を巡って裁判になり、公開できなくなったようです。

 

この裁判はレンタルするためのビデオの権利について争ったようで、ビデオというだけで時代を感じますね。

 

映画としての『スウィートホーム

映画の『スウィートホーム』は伊丹十三さんが総指揮をとって制作されています。

 

伊丹十三さんはあの世の世界などを研究していた方なのでホラー映画にはこだわりがあったと思います。

 

内容としては、あるフレスコ画家が住んでいた現在は無人となった屋敷に取材にきた取材陣がおり、その取材陣に対して画家の妻の霊が襲って来るというものです。

 

この妻の霊は生前、子供を不慮の事故で亡くし、ショックのあまり近所の子供に危害を加え、自ら命を絶ちました。

 

ホラー映画なのに『スウィートホーム』という題名でギャップがあるのはフレスコ画家として成功し、幸せな生活をするはずだった夫婦の屋敷だったという意味のようです。

 

取材陣の1人の娘がこの屋敷で画家の妻の霊に攫われ、娘を救うために屋敷の中を探索します。

 

現在では絶版となってしまっているので観てみたかったですね。

 

ゲームとしての『スウィートホーム

ゲームの『スウィートホーム』は今ではバイオハザードなど有名な代表作を持つ「カプコン」によって制作されました。

 

ハードはファミコンですがめちゃくちゃ作りが良く、荒い画質にも関わらず恐怖を感じられるのはすごいです。

 

特に山村という老人が霊の攻撃を受けて体が溶けていくシーンは映画でもあるようですが、ゲームのドット絵でも迫力がありました。

 

そしてマルチエンディング方式を採用しており、映画では被害者は2名だったのですが、全員生存ルートも出来ますし、逆に1人だけ生存というルートも楽しめます。

 

この時期にマルチエンディング方式を採用しているのはすごいですね。

 

そしてマップを移動する際にドアが開くカットが挿入されます。

 

このドアが開くシーンには既視感を感じると思います。

 

その既視感の正体は『スウィートホーム』のスタッフが後のカプコンの大ヒット作の 『バイオハザード』を作ったからです。

 

スウィートホーム』で培ったノウハウが活きて世界でも有名なゲームになったわけですね。

 

映画は現在では観れなくなっていますが、ゲームの実況は探せばでてくると思うのでぜひ観てみてください。