那由多の映画ブログ

映画レビューや映画についてのちょっとしたネタを書きます

食育について考えさせられる映画『ブタがいた教室』

こんにちは。

那由多です。

 

2021年から2022年にかけて『100日後に食われるブタ』というYouTube動画がバズりました。

 

これは生後75日のミニブタを動画投稿主が飼い、100日後にそのミニブタを食べるかどうかを視聴者の反応を見ながら決めるという企画の動画です。

 

「100日後に~」というのは当時流行っていた『100日後に死ぬワニ』のオマージュですね。

 

とても可愛らしいミニブタが100日後には食べられてしまう結末を迎えるかもしれないという先のストーリーが読めない展開は当時物議を醸しました。

 

そしてこの動画がバズる10年以上前に『ブタがいた教室』という映画が上映されています。

 

自分たちで育てたブタを食べるべきか?それとも食べないべきか?映画『ブタがいた教室

映画『ブタがいた教室』はある新任教師が小学校6年生を担当し、「命の大切さを知ってもらいたい」という想いから始まります。

 

そしてその命の大切さを知るためにブタを生徒たちで飼い、そして卒業する時にそのブタを食べるということで学んでもらおうと新任教師は提案します。

 

生徒たちは生まれたての愛らしいブタを気に入り、名前もつけて可愛がります。

 

新任教師は最初にブタを食べることを宣言してこの授業を始めていますが、卒業が近づくにつれて食べたくないという意見も出ていき…という内容です。

 

映画の最後にブタを食べるか食べないかの結論を出すわけです。

 

それについてはこの記事の最後にネタバレとして書いておきましょうか。

 

ネタバレしても大丈夫な方は最後まで読んでもらえたらと思います。

 

余談ですが、この映画は命についての議論を頻繁に行います。

 

なので自然と小学校6年生の生徒たちにスポットライトが当たります。

 

最後のエンドロールで気づいたのですが今では歌手やタレント、俳優でも活躍している北村匠海さんが6年生役で出ています。

 

そして生徒の台詞はこの映画ではあえて決めずに実際に食肉センターなどに見学に行って、子供たちの生の意見が出るようにしたようです。

 

北村匠海さんがどう感じてどんな台詞を話したのか、北村匠海さんファンは必見ですね。

 

ちなみにYouTubeで大きな反響を呼んだ『100日後に食われるブタ』ではどういった結末を迎えたか書いておきます。

 

100日後が近づくにつれてYouTubeのコメント欄などでは激しい議論が繰り広げられるようになります。

 

そしてブタを食べさせたくない人たちからは低評価がたくさんつき、炎上状態になります。

 

しかし動画投稿主の方はそうなることを見越しており、元々フードロスの問題提起としてこの動画を出したという経緯もありました。

 

そして100日目には子ブタの丸焼きのサムネイルで動画を投稿し、動画の内容も子ブタに食肉処理をしたというものでした。

 

しかし「この物語はフィクションです」というテロップが入っていました。

 

そして翌日に101日目の動画が投稿され、ミニブタが元気に遊んでいる様子が伝えられました。

 

しかしいつ撮影されたものかはわからず、本当に食肉処理をされたのかそのまま育てられたのかも不明のままとなっています。

 

ここからネタバレ

ここからは映画『ブタがいた教室』の結末を書きます。

 

というか映画の題名がそのままネタバレしています。

 

ブタが「いた」教室です。

 

映画の中では26人の生徒が賛成13人、反対13人に真っ二つに分かれて最後には言い出した新任教師の1票によってブタの命運が決まります。

 

自分がこの教師の立場だったら本当に嫌だろうなと思いますが、仕方ないですね。

 

これを読んでいる読者の方々も自分ならどんな意見を言い、どんな選択をするかな?など考えながらぜひ観てみてください。