こんにちは。
那由多です。
今回は2005年に公開された『ALWAYS 三丁目の夕日』についてレビューします。
だいぶ懐かしい作品ですね。
この映画は戦後間もなくの日本を描いています。
敗戦の記憶が新しい時期で、日本人全体で必死になって働き、豊かになるために頑張った時代です。
その時代を描いているので初めて家に冷蔵庫が来たというシーンや、初めてテレビを観て騒ぐシーンがあります。
戦後間もなくのエピソードでテレビがある家に近所の住民が集まり、テレビで流れる力道山のプロレスに熱狂したというものがあります。
このエピソードも再現してあり、ノスタルジックな世界観の映画かなと感じられると思います。
ハートフルストーリーの『ALWAYS 三丁目の夕日』
最初は古き良き日本を感じる映画と思うかもしれません。
しかし内容はハートフルストーリーです。
主人公の茶川は駄菓子屋を営みながら冒険譚の小説を書いていました。
茶川はひょんなことから母親に捨てられた淳之介という子供を育てることになります。
淳之介は一切表情がない少年でした。
ある日、淳之介は茶川が書いた小説の原稿を見つけます。
実は茶川の小説のファンだった淳之介はここで初めて笑顔を見せます。
この出来事で二人は一気に打ち解けます。
時が過ぎ、茶川は淳之介が見よう見まねで書いた小説を見つけます。
小説のネタに困っていた茶川は、この小説を淳之介に内緒で投稿し、雑誌に掲載されました。
その雑誌を淳之介は見つけ、盗作に気づいて泣いていました。
茶川はそれに気づき、お前を養っているんだからお前のものは俺のものという趣旨の発言をします。
泣き止まない淳之介を見て100円やるからと言いますが淳之介は首を横に振ります。
200円やると言っても淳之介は首を横に振ります。
淳之介は自分の書いた小説が雑誌に載って、ただ嬉しいと言って実は涙を流していました。
まっすぐな少年ですね。
そこから物語が展開し、茶川の所にいた淳之介が家を出なければいけなくなり…というストーリーです。
観てたら心が温かくなる映画です。
ぜひ観てみてください。