こんにちは。
那由多です。
今回は『カイジ 人生逆転ゲーム』をレビューします。
この映画は漫画の『賭博黙示録 カイジ』を映画化したものです。
日本の漫画を映画化する時は結構な確率で失敗すると個人的には思っているのですが、この作品はヒットしたと思います。
『カイジ 人生逆転ゲーム』はコミカルでテンポがいい
『カイジ 人生逆転ゲーム』はすごくテンポが良く、内容が分かりやすいのがうまくいった原因かなと思います。
元々の漫画に「賭博黙示録」という言葉がある通り、物語に登場する人物がギャンブルを行います。
ギャンブルがテーマの作品は読者の予想を超えるトリックやイカサマが物語の面白さを作ります。
しかしあまりに高度だとわかりやすく内容を伝えることができず、見ている人の何割かは「難しい」という感想になって離れてしまいます。
ギャンブルというテーマの作品はこういった所が難しいところだと思います。
ただ『カイジ 人生逆転ゲーム』はギャンブルの内容はとても分かりやすいカードゲームで心理描写を丁寧に描いています。
その心理描写を名優たちが表現力豊かに演じます。
こういった要素が嚙み合ってヒットしたのかなと思います。
特に力のある俳優さんが集まっているのは映画がヒットした大きな要因です。
ギャンブルの作品は映画やアニメ、漫画ではジャンルとして確立していますが、ギャンブル小説はジャンルとしては確立していないと感じます。
これは上記の理由で、視覚的に見えないと理解が追いつかず、難解なストーリーになってしまうからだと思います。
なので表現力がある俳優さんが演じることで作品の魅力が倍増して視聴者に伝わったんですね。
この映画を観る場合は俳優さんの表情や声音、仕草などに注目して観てみてください。