こんにちは。
那由多です。
今回はビートたけしさんが主演をする映画『血と骨』を観たのでレビューします。
このブログを始める際に「せっかく日本人なんだから北野武監督作品は全部観てレビューしよう」と思い、スパイスが欲しいタイミングで北野映画を観てレビューしています。
そしてこの『血と骨』ですが、実は北野武監督作品ではありませんでした。
単に主演として出演していたということでした。
映画を観る際にできるだけ前情報を入れないようにして観ているので「あれ?」となりましたが、結果おもしろい作品だったのでよかったです。
『血と骨』の監督は昨年亡くなった「崔洋一(さいよういち)」さんです。
この方は昔テレビに出演されている所を見たこともあるので、映画を観終えて作品について調べたら亡くなったのを知ってびっくりしました。
では『血と骨』についてレビューしていきます。
映画『血と骨』のあらすじ
まずあらすじから。
この映画は2004年に公開されました。
舞台は大阪です。
ただ内容としては在日韓国人の家族について描かれています。
時代背景は戦後間もなくで、現代に比べるとかなり荒々しい、すぐ手が出るという人が多い時代です。
そして原作がありまして、原作は小説で同名タイトルの『血と骨』です。
先ほど在日韓国人の家族を描くと書きましたが、原作者は「梁石日(ヤンソギル)』さん。
この方は在日韓国人で大阪育ち。
つまり原作者自身が『血と骨』の境遇に近い場所で育ちました。
そして主人公でビートたけしさんが演じた「金俊平」は自身の実父をモデルにしています。
興行収入は5.5億円。
キネマ旬報ベストテン2位、脚本賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、毎日映画コンクール作品賞、日刊スポーツ映画大賞作品賞を獲得しました。
さらにアカデミー外国語映画賞の日本代表に選出されました。
そして小説の方も山本周五郎賞を受賞、直木賞にノミネートなど評価をされています。
見どころはビートたけしさんが大暴れするシーン
ビートたけしさんが演じる「金俊平」は小説の中ではかなり暴力的、お金に執着が強く好色な人物です。
映画でも同様の性格で描かれています。
そして小説の中では180cm100kgの巨躯として描かれているようです。
たけしさんはもちろんそんな大男ではありません。
しかしそんな役を体当たりで演じています。
オダギリジョーさんはこの映画で上記の助演男優賞を獲得しています。
そのオダギリジョーさんと雨の中をもみあいになりながら戦うシーンがあります。
身長もオダギリジョーさんの方が高く若くて体力もありますが、そのオダギリジョーさんを相手にビートたけしさんは大立ち回りを披露しています。
ぶっちゃけあのシーンだけでも観た価値はあったかなと思います。
ぜひ観てみてください。