科学的な興味も満たせてシュタゲ的なストーリーも楽しめる『インターステラー』
こんにちは。那由多です。
今回は映画『インターステラー』のレビューです。
『インターステラー』は名作中の名作で良映画だということは知っている方は多いと思います。
ただ僕は今回見るまで実は見たことがありませんでした。
見てみるとやはりいろんな方から高評価を得ている映画なだけあって面白いですね。
少ないと思いますが、まだ見たことがないという方はこのレビューを読んでから映画を見てみてください。
映画『インターステラー』の概要
『インターステラー』は2014年にアメリカで公開された映画です。
もう10年近く前ですね。
10年近く前の映画ですが、まだ古臭さを感じませんでした。
むしろ今の方がリアルに感じ、2014年の時なら少し想像を超えたよくわからない映画という印象になるかもしれません。
描かれているのは食糧危機と砂嵐で疲弊した地球。
近未来に起こりそうな設定ですね。
そして地球から他の資源がある惑星に人類が移住できるかを調査するために主人公が宇宙船のパイロットになります。
また主人公以前に3人の宇宙飛行士が宇宙に飛び立っており、その宇宙飛行士の救助も兼ねて飛び立ちます。
これだけ書くとよくありそうなチープな設定に感じると思います。
しかし映画を最後まで見ると色々な伏線があり、驚くようなストーリーをしています。
『インターステラー』をネタバレも含めてよかったシーンを紹介
ここからはネタバレを含みます。
なのでこれから映画を見る方は一度映画を見てから読み直して頂けると嬉しいです。
『インターステラー』では時間の概念が地球とは違っています。
時間は一方通行で進んでいきますが、その進み方は一定ではありません。
地球上では常に一定に進んでいる感覚ですよね。
しかし重力が強い場所にいると時間はゆっくり進み、重力が小さいと時間の進みは早くなります。
地球上では1年でも地球の周りを回っている衛星に搭載されている時計は地球の重力の影響が小さい分、少し時間の進みが早いという話があります。
こういった現象は映画を作る上ではたぶん邪魔になると思いますが、それを逆に使ってストーリーをドラマチックにしています。
ブラックホールの近くを公転している惑星に降りたら1時間滞在しただけで地球の時間で7年経過するというのは面白いですね。
宇宙に興味がある人はこの設定だけでも一気にこの映画が好きになります。
このブラックホールの近くを公転している惑星には先に到着している宇宙飛行士がおり、その人物を探すために着陸します。
が、いくらなんでも1時間で地球の7年経過してしまう精神と時の部屋のような惑星で調査していたら一瞬で地球に調査結果を報告する関係者がいなくなり現実的ではないと思います。
ちなみに精神と時の部屋は外界の1分が部屋の中では6時間相当ということなので特訓に最適です。
そして物語のクライマックスにあたる多次元空間。
あれは圧巻でしたね。
映画の中では「次元や空間を超えられるものは重力だけ」というセリフがあります。
物語の序盤に主人公の娘の『マーフ』が幽霊が家に出ると言っていましたが、まさかその幽霊が多次元空間に存在した主人公とは思いませんでした。
そして過去を変えようとしても多次元空間からは重力しか干渉できないので声も届かず過去が改変できないシーンは『シュタインズゲート』を見ているようでした。
『インターステラー』と『シュタインズゲート』はまったくテーマが違う映画なのにストーリーの核の部分が似ていて面白かったです。
ちなみに『シュタインズゲート』は2009年の作品なので『シュタインズゲート』に『インターステラー』が似ていたと言えますね。
そして多次元空間で必死に過去に干渉しようとしている姿は幽霊に見えるということは今の世の中で幽霊や魔物、または神様と言われる存在も多次元空間にいる人間かもと想像すると面白いなと思いました。
まとまりがない文章になってしまいましたが、まだ見ていないという方はぜひ見てみてください。